山神果樹薬草園 皮削りすだち精油
¥3,068(税込)
【山神果樹薬草園について】
石鹸やスキンケア化粧品を展開する松山油脂が、徳島県内で唯一の村・佐那河内(さなごうち)村にて、山神果樹薬草園を立ち上げ、2019年から徐々に活動を始め、2020年の秋に本格稼働しました。
山神果樹薬草園では、和柑橘の栽培や有用性を研究しながら、精油や食品・飲料の製造をしています。「担い手不足で収穫できない」「規格外で出荷できない」などの理由で活用されていない、柚子をはじめとする和柑橘を集め、精油や飲料・食品など価値あるものに生まれ変わらせてすべて使いきる。その収益を農家に還元する循環型農業で、里山を元気にすることを目指しています。
柑橘系精油は、一般的に皮ごとギュッと押しつぶす圧搾法か、釜で蒸留する水蒸気蒸留法で抽出されます。しかし、山神果樹薬草園では、これらとはまったく異なる、日本では稀有な「ペラトリーチェ法」で精油を抽出しています。金属製の爪で外皮だけを強く掻き取りながら、表面のボコボコとした油胞をつぶして精油を搾る方法です。変質の原因となる果汁との接触がないため、果皮の香りがフレッシュで、しかも長く香ります。一方の果汁も、外皮由来の苦み成分(フラボノイドやリモノイド)を含まない、口当たりがすっきりしたものを得ることができます。精油と果汁を分けて抽出することで、各々の付加価値を高めています。