nagaya.の日常03『仕事の時間とそうじゃない時間と』

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。ブログを始めて『いつの間にか』を減らしたいと思ったのも、三日坊主。いつの間にか年が明け、七草がゆも食べ、おえべっさんのお参りも済み、もう1月も半ばですか。。下の子を抱っこしながらSNSを覗き見していると世の中の働く父・母はお正月の期間で子供たちの元気さと年末年始にしないといけない山盛りの家事で、ヘトヘトになっているようで。私も小さい時は父の仕事の関係で遠方に住んでいたので、お正月に徳島の祖父母の家に行くのが楽しみだったけれど、車で片道4-5時間+船で2時間程かかっていたのを思うと、それはヘトヘトだっただろう。


子供ができて何がやはり変わったかというと、仕事のことを考えている時間が圧倒的に減ってしまったということだ。幸いにも学生を卒業した時から興味のある仕事を形を変えながらも続けていられたので、勤務時間(?)としてカウントされている時間以外のほぼ全てが、ある意味自分にとって仕事のためのインプットの時間だった。例えば、新しい店を見に行く、地方の会いたい人や店や窯元を訪ねる、クラフトフェアに行く、本を読む、作ったことの無い料理を作る、など。息をするように毎日優先してしていたことだったのだけれど、今はそんな時間の代わりに育児の時間が待っている。


このインプット時間がないとじんわりとボディブローのようにきいてくることがある。「仕事ですぐに決めることができない」ことが増えるということだ。仕事に関連する情報や経験を蓄積していると、誰かと話したことやパッと出会ったものを、こうしたらいいああしたらいいとすぐ繋ぎあわせる想像ができる。そして決めなければいけないことを直ぐに決めることができる。自営業は、決めることの連続だ。今日店でお客様と何を話しするか、明日店を開ける前に何を買い出しに行くか、来週の誰かとの打合せで何を用意するか、来月のイベントのフライヤーをいつ入稿するか、年度末の決算の準備をいつから開始するか、来年の企画展になにをするか、、、、毎日毎時間、小さなことから大きなことまでを決めることで自分の仕事が進む。誰かに決めてもらえることはないので、決めないと何も進まない。


「今年は色々と仕事が回らなかった、、頭を整理しないと、、」と焦って年末にブログを書き始めた。おそらく、この勤務時間じゃない時間にすることが今はほぼほぼが育児になっているので、仕事時間に「さあ決めて!」と言われることにモタモタ判断が出来なくなっていたんだな、と思った。かといって、育児の時間は待った無しで、上の二歳の息子はおしゃべりが大好きになっていて起きている時間はずっとおしゃべりしながら走り回っているし、下の娘はそろそろ外の世界に興味を持ち出して抱っこして歩かないとブーブー言うようになって来た。どうやって時間を過ごしていくか、今年はバランスをはかって行きたいと思う。