ナガヤプロジェクト全室正式オープンです

ひっそりこの9月で、nagaya.はオープンして2年が経ちました。
これも、分かりにくい道を通って来て頂けるお客様と、
関わってくれている多くの方々のおかげです。有り難うございます。


徳島の総決算の阿波踊りがある8月の目紛しい日々による疲れと、
今年はじめての夏を迎えた息子の遅れて来た夏風邪の看病で、
特にスペシャルななにかとか、、、は無いままで9月が過ぎて行きそうです。


しかし、実はスペシャルなお知らせ。
nagaya.裏の4室(通称1号棟〜4号棟)ある長屋たち、
この9月で全室正式にオープンすることになりました。
最後に決まった4号棟には、ふたりの男の子のママの神山さんが入居。
ネイルサロンと集う場「四つ葉」がオープンすることとなりました。


え!そんなにお店があったの?という方は、
各店舗の詳細のこちらのページを、どうぞ。


nagaya.をオープンする半年くらい前から、
「沖浜で実家の持ってる古い長屋を改装してお店始めるんだけど、
敷地内に他の長屋も数軒あって、店とかしたい人に借りて欲しい」
という適当な思いつきを、知人に話していたことが、
数年かけて現実になったのも、今考えれば驚きです。


長屋の賃貸に関しては、これといって宣伝もしていません。
記憶は曖昧なのですが、多分、きっかけは
世界中を自転車で旅をしていた四宮さんの主催する
「徳島でエスニック料理を食べる会」で、
現在1号棟に入居している山口夫妻のさきさんに出会ったこと。


前述の適当な私のはなしを真剣に聞いてくれた彼女が、
なんとも物好きな西岡・森夫婦に、そのはなしをしてくれ、
拍子抜けするくらいにあっさりと、最初に入居する!と手を挙げてくれたのでした。
しかもこの夫婦「なにやるか、決めてないけど、借ります!」という
斜め角度からの適当さだったのですが、あれよあれよと
nagaya.オープンから半年ほど後、3号棟の図書館「おとなり3」をオープン。
図書館!?と度肝を抜かれたけれど、なんだかんだいって
この風景にすっかり馴染んで、憩いの場になっています。


1号棟の山口夫妻は古本といろいろ「you are…」を
セルフリノベを開始しながら、ゆったりと翌夏にオープン。


そして、適当なはなしが風にのって流れていき、ききつけてくれた
2号棟の「トリトヒツジ」をオープンした革作家の鳥居さんが入居。
一番状態が悪くて、しばらく共有の物置になっていた4号棟は、
「おとなり3」で1日ネイルをやった神山さんが入居することに。


築50年ほどで設備ボロボロ、すきま風ひゅーひゅー、
水まわりは使用できない、、という普通では考えられないような
ひどい状態だった長屋が、自分の想像以上の面白い空間として
変わっていきました。それも、これも入居者のおかげで。
とにかく、みんな物好きな個性派。
うーむ、徳島、捨てたもんじゃありません!
nagaya.オープンから2年。記念に書き留めておきました。


ひとつ、ちょっといいはなし。
ある時全く知らない方からfacebookに急にメッセージが入りました。
「昔あの長屋の二階建てに住んでいたものです。
近くの大学生だったのですが、今は広島在住ですが、
久しぶりに徳島に来て前を通ったらお店になっていて
感動のあまりメッセージさせて頂きました。
私は今トランペット奏者をしているので、
いつか演奏させて頂けたら……」
住んでいた方から直接コンタクトを頂いたのは初めてでした。


いつかやれたら、という思いつき。
ちょっとずつでも、話してみるといいことあるかもしれません。

長屋ビフォアー写真。
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